代表理事挨拶
2016年10月にウイーン条約に採択されたモントリオール議定書をご存知でしょうか。
オゾン層の保護のために、世界191か国が順守すべき事柄を定めたものであり、「オゾン層を破壊する物質の廃絶」に向けて規制措置を実施する厳格な国際的取り決めであります。
我国においても平成31年1月に改正施行された「特定物質の規定等によるオゾン層の保護に関する法律(改正オゾン層保護法)」に基づき経済産業省による規制、対策等国レベルでの積極的な取り組みが推進されております。
例えば、エアコンで空気を冷やすために欠かせない冷媒に使われていたかつてのフロンガスがオゾン層破壊のひとつとされています。
私達は、いち早くこの環境問題に鋭意取り組んでまいりました。その甲斐あって充分に改正オゾン層保護法の基準を満たしたオリジナルの『冷媒ガス』の開発に成功するに至りました。
この発明自体だけでも環境問題の改善という点では多大なる貢献と私達の自負するところです。
これは、パートナー企業と産学一体で成し遂げた世界初、唯一無二の発明ですが詳細は当協会の『環境事業部』のご案内を参照頂ければと思います。
その他にも、大量にこびりついた厄介な商業廃油の油分を短時間で洗い流し殺菌や滅菌することのできる画期的な特許製品を使用した厨房付帯設備グリストラップ清掃の革新的新技術である『石鹸化衛生工法』という技術指導を行う等の衛生環境問題にも日々取り組んでおります。
これらのことは私達の『社会の役に立ちたいという思いを形にする。』という強い思いが発露であり、この思いを形にできたのは関係者の皆様の御力添えの賜物と深く感謝しております。
私達は、今後もたゆまぬ努力と研究を重ね100年後の環境問題もすぐそこにやってくるという認識で諸事研鑽して参ります。
また、『保安事業部』では警察で各種犯罪捜査に従事し捜査指揮の経験をもつ事件解決のプロが当協会会員の皆様に『リスクマネジメント』『クライシスマネジメント』等の総合的なコンサルティング支援を行っております。
これらの警察OB職員は刑事部、生活安全部、組織犯罪対策部出身の元捜査幹部で構成されている精鋭チームであります。
私達の社会が平穏で安寧で有るように祈念し、社会環境の改善や健全化に資するには忘れてはならない極めて重要な保安活動の分野であります。
職員は難題が山積の中で世の人々の『安全』『安心』を守る活動に誇りを持ち、会員の皆様の声に日々耳を傾けて活動をしております。
組織としては、まだまだ覚束ない一歩を踏み出したに過ぎませんが、しかし、その足跡は社会貢献の確かな応えとして遺していけるように、生かされた実績作りに心掛けて今後も努力邁進していく所存であります。
最後に、まだ若い組織ではありますが、皆様方とご一緒に今後も社会環境の改善活動に邁進できますことを切に祈りご挨拶と代えさせて頂きます。
一般社団法人 社会環境保安協会